スロバキアには、宮崎駿監督の名作「天空の城ラピュタ」のラピュタ城のモデルと噂されるスピシェ城があります。「紅の豚」、「魔女の宅急便」そして「もののけ姫」のモデルを訪ねた小生としては行かない訳にはいきません。
ここには、コシツェというスロバキア第二の街からアクセスするのが一般的な様です。
ブラチスラバから第二の都市コシツェに行くには特急で5時間以上かかるので、時間とコスト節約のため、久しぶりに夜行列車を使ってみることにしました。
鉄道会社 | ZSSK |
路線 | ブラチスラバ(Bratislava.ls)~コシツェ(Kosice) |
搭乗クラス | 2等 |
オススメポイント | 特になし |
シート | ★★★ 普通 |
その他キャビン | ★★★ 普通 |
定時性 | ★★★★ 定刻通り |
客室乗務員 | ★★★ 普通 |
グラウンドスタッフ | ★★★ 普通 |
搭乗日 | 2019/4/29 |
ブラチスラバ中央駅は、予想通り治安が良くありません。 たぶん夜だから寂しさが高まった為と思われますが、ホームは共産主義を感じさせる雰囲気で、寒い。
ロビーは列車を待つ人と、理由は分からないもののタムロしている若者や若くない人(所謂白人の比率が異常に少なかった気がします)がおり、やや混沌としています。とはいえ、明るいし、警察官がウロウロしているので、そこまで危険を感じることもありませんが、何を喋ってるか全く理解できない中、待合室で一緒にいると、警戒心は解けないので、夜も更けてくると疲れます(笑)。
とはいえ、駅前はバス停と何の店かわからない看板数個以外何も見えない夜に歩き回るのも気が進まないので、待合室で列車を待つことに。
タムロしている人たちも、一応列車を待っているらしく、出発案内があると、一団、また一団とホームの方角へ消えていきます。
この駅は、Wifiが飛んでいて、無料でアクセスできるようなのですが、アクセスページの「約款に合意」のチェック(この約款がどこに掲載されているのか定かではなかったのですが)をつけてenterボタンを押しても、アクセス出来ませんと表示されてしまい、小生は繋げませんでした。。。
列車は23:30発ですが、23:00には乗車できました。
寝台客車は両端に繋がれており、機関車の隣(寝ている間に反対方向になっていましたが)、8号車に搭乗します。
乗車すると、元プロレスラーみたいな女車掌が部屋から現れました。老眼鏡をかけながらゆっくりとチケット(これはインターネット予約した際に送られてきたものを自分で印刷したもの)に目を通します。すると、手書きのメモ書きと見比べ始めましたが、言葉を解さない小生には、何を見ているのかは分かりません。いったいQRコードは何のためについてるのでしょうか。
しばらくすると、女車掌は指で四を示しながら、スロバキアとおぼしき言語で小生に話しかけます。新手の技かと思い狼狽している小生を見かねて、客室に案内してくれました。
ここでチケットは一旦没収されました。
室内は綺麗にされており、シーツも清潔感のあるものでした。暖房もしっかりついてます。
出発して早速、就寝。しかし、列車は結構頻繁に停発車を繰り返すのですが、昔ながらの客車でその度に強い衝撃があり、ナイーブな小生はその度に目を覚ましてしまいます(笑)。
到着20分前になるとあの女車掌がドアをノックし、「twenty minutes!」と20分で到着することを告げるとチケットが返却されます。
駅に到着するも、最後尾の小生らのドア前にはホームがなく、女車掌の先導で車輌の進行方向へ移動し下車すると、地方駅らしい駅に到着です。