ホテルのあるスリーマから、マルタの旧市街のある半島ヴァレッタに向かいます。一番便利なのは、バスだろうと思います。ほとんどのバスが、ヴァレッタの入り口のバスターミナルを起点に路線を展開していますので、便数も多いです。
バスに乗るには、2時間券を€1.5で運転手から購入可能でしたが、面倒なので、12回券(Suicaのようなカード)を購入しました。ホテルの近くにあった下の写真の売り場で購入できました。非常に態度の悪い係員でしたが、バスの運転手もあまり態度が良くないので、ここで一回で済ませてしまう方がトータルのストレスが減らせて良いかと思います。
しかし、天気もいいですし、時間もゆったりあったので、今回はフェリーで行くことにしました。フェリーは、スリーマからヴァレッタまで、€1.5で行くことができました。乗り場は分かりにくいですが、このテントで
本数は少ないですが、せっかくの天気ですので、海上からヴァレッタを眺めることができ、乗ってみることをお勧めします。
あっという間にヴァレッタ西部に到着します。
ヴァレッタは、歩いて回れる広さですが、かなり起伏が激しい石畳ですので、結構足が疲れます。坂のある街が好きな小生にとっては堪りません。ほとんどの道は狭く、全体的に黄土色な街ですが、 多くの出窓がカラフルに塗られ、街に彩りを与えるアクセントとなっています。
聖ヨハネ大聖堂/St. John’s Co-Cathedral
聖ヨハネ騎士団の中心的建築物である聖ヨハネ大聖堂。
ここがマルタ観光のハイライトと言ってよいだろう。
入館締め切りまで1時間くらいしかない時間に訪問し、ご覧の行列。ではありますが、たったこれだけという少なさ。
内装は、綺麗な天井画や、金に彩られた意匠で、華々しい装いです。
調べてみたところ、この天井画は、フレスコ画ではなく、油絵なのだそうです。
カラヴァッジョ作 洗礼者聖ヨハネの斬首
ここを訪れた最大の目的が、カラヴァッジョの最大の作品である『洗礼者聖ヨハネの斬首』。大聖堂の小礼拝堂のど真ん中に鎮座しております。
小生が、作者から調べて見に行くのは、西洋画ではこのカラヴァッジョだけ。美術館はそれほど行きたいと思わない方ですが、カラヴァッジョがあると聞けば、多少の行列も厭わず、足を運んでしまいます。
この小礼拝堂には椅子もあり、近くだと前の台が邪魔して絵が見にくいですが、後ろの席からは全体をゆっくり眺めることができます。
カラヴァッジョ作 執筆する聖ヒエロニムス
『洗礼者聖ヨハネの斬首』 から、振り返るば聖ヒエロニムスがいる。
こちらは小さ目な作品です。カラヴァッジョの作品の難点は、グロテスクなものが多いということ。その点、こちらの作品は髑髏が気になるくらいですので、見易い作品だと思います。 『洗礼者聖ヨハネの斬首』 とは違い、近くまで寄って見れることも良いですね。
聖ヨハネ大聖堂の入り口には、カフェがありますので、鑑賞で疲れたなと思ったらこちらで小休止するのもいいかもしれません。
小生は、カフェの入り口の左側にあるカウンターで、ジェラートを頂き、散歩を続けながら、糖分補給しました。