のんびり山を眺めたい。
ときどきそんな気分になることがあります。
そんな時は日本に格好の場所が沢山ある訳ですが、大迫力の滝を見たい気分も沸き上がってくると、やはり、日本を出ざるをえません。
どこの滝を見に行くか。やはり、ナイアガラの滝は見ておきたいなぁと。
そこで、溜め込んでいたANAマイルを使い、スターアライアンスのエア・カナダの本拠地カナダを訪れることに。
目次
バンフ国立公園
モレイン湖 Moraine Lake
モレイン湖は、行くのがちょっと難しい。
というのは、国道1号から一本道なのですが、その道の入口が警察により封鎖されているから。
これは後に分かったのですが、湖の駐車場が満車になると、国道1号からモレイン湖への道に入れないように封鎖してしまうようです。
しかも!国道1号で空くのを待とうものなら、警察官に停まるな!と怒られてしまいます。なので、湖への道の入口前を通った時に空いていないと、行けない、つまりは運任せということです。
細長い湖の先っぽに駐車場があるので、そこから湖を見るのが一番手っ取り早いのですが、あまりよく見えません。
多くの人がやっているのが、上の写真の瓦礫の山?を登って眺めるという方法。この山に近づくには、水の上の流木を 渡ったりするので、運動靴でないとキツイです。
ある程度登るとこのような景色が見れます!
ボートなどでのんびりするのも良さそうです。
ボウ滝 Bow Falls
この滝はあまり迫力がなく、あまりお勧めではありませんが、川辺でのんびり過ごしている人達がいらっしゃいまして、その姿を見ると、そういう楽しみ方にはちょうど良い滝だと思います。
ルイーズ湖 Lake Louise
このあたりで一番大きな湖ゆえ、多くの人が集まっています。湖面はエメラルドグリーンで、晴れていればもっと綺麗なんだろうなぁ。少し残念。
湖の周りは遊歩道が整備されていてノンビリ散歩ができます。
周りにはリス等の小動物があちこちにいます。
ヨーホー国立公園
エメラルド湖 Emerald Lake
ヨーホー国立公園で最も美しい湖(たぶん)。
天気が悪かったのが残念ですが、それでも綺麗な湖面を堪能できました。
綺麗な湖をボートで。
湖底の倒木が絵になります。
タカカウ滝 Takakkaw Falls
落差、水量とも迫力の滝。しかし、滝の周りが平板な崖であるためか、魅力はそれほどでもないのが残念。
ランチ@Tuffle Pigs Bistro & Lounge
住宅街のようなものすごく小さな街にあるレストランで昼食。この街は鉄道の単線行き違いポイントにあり、それで生まれた街のようです。食事中に行き違いがありましたが、食べ終わるまで終わらなかったので、踏切で待たされたら辛そうだなぁと。なにせ一編成300両くらいあるらしいので。
食事は、本日のスープとビーフハンバーガーを注文。
このパンプキンスープが絶品。おかわりしたくなる美味しさでした。
北米ということで、食事はあまり期待していなかったのですが、比較的安価に美味しい食事にありつけるというのは、思わぬ収穫。
アイスフィールド・パークウェイ
バンフ国立公園からジャスパー国立公園へとつながる道が、アイスフィールドパークウェイ。雄大な景色を眺めながらのドライブは、快適で、スピードの出し過ぎには注意が必要ですね。そんなときは、クルージング機能を搭載していると安心です。今回のドライブのお供は、KIAのOptima。道中いくつかの見所があるので、今回はそれらをご紹介。
アサバスカ滝 Athabasca Falls
まず最初に紹介したいのは、アサバスカ滝。この滝は、下から見上げるのではなく、上から見下ろすように展望デッキが整備されています。展望デッキは、湖面をと同じくらいの高さにあり、湖から溢れ出る大量の水が轟音をたてながら、岩盤の割れ目に吸い込まれていきます。大迫力!
アサバスカ氷河 Athabasca Glacier
次にご紹介するのが、アサバスカ氷河。
こちらは、アイスフィールドパークウェイを走っていると目の前に現れますので、見逃すこともできないでしょう。
この氷河をたたえる山の麓には、広大なパーキングエリアがありますので、車を停めて、ゆっくり休憩するのをオススメします。一本道とはいえ、馴れない左ハンドルでの運転は疲れますからね。
雪上車が数台停まっていたので、たぶん氷河ツアーがあるのだろうと思います。
マリーン湖 Maligne Lake
アイスフィールドパークウェイ沿いでたぶん最も大きい湖がこのマリーン湖。
ゆったりした湖で、ボートに乗ったり、湖畔でゆっくりするのも良さそうです。
ジャスパー国立公園
オールド・フォート・ポイント・サミット Old Fort Point Summit
ピラミッド湖 Pyramid Island
ピラミッド湖への一本道は、クネクネしてます。道中、動物の姿も。
湖そのものは、あまり惹かれるものはなかったのですが、山の景色が赤みがかっているのが、珍しめかなと。
ナイアガラの滝
まずはホテルのバルコニーから地理を確認です。
これで十分な気もしないでもないですが、折角なので、滝に近づいてみます!
川沿いの道にはカジノ併設のホテルが林立おり、公園には虹がかかっておりました。
川沿いを歩くと、左手には滝がよく見えますね。
場所によっては滝の飛沫でびしゃびしゃです。
一番奥に、ナイアガラの滝と聞いて想像する湾曲した滝が轟音をあげ、水しぶきをあげる、カナダ滝。
次はアメリカ側に向かいます!
カナダ側からアメリカ側にはこの橋を渡って移動できます!
小生は徒歩で国境を渡ることに。手前に見える建物の右側からアクセスします。
橋を渡る通行料は1ドルです。カナダドルでも、アメリカドルでも、1ドルです。なので、カナダドルの方がお得ですね。
紙幣から硬貨への両替機がカナダドル・米ドル両方準備されています。
国境にある銘版。国境を跨ぐのは、なんてことはないですが、ちょっとウキウキしますよね?しませんか?
橋を渡ると、公園を通って、滝に近づけます。公園は、滝に流れる川を渡ったり、散歩にもってこいといった感じです。
ほとんど全員が滝を目指していますので、付いていけば滝に到着します。
これくらい滝に近寄れます。宿泊先のクラウンプラザホテルが見えますが、こうやって見ると結構距離がありますね。
滝つぼ付近には、人が集まっています。あそこからはダイナミックな滝を楽しめそうではありますが、ずぶ濡れになりそうですね、レインコート着ていても。
天気も良く、景色を十分楽しめました。滝からは水飛沫がもくもくと上がっています。
滝の隙間の岩から懸命に生えている花を見ると、生命の力強さを改めて感じさせられます。
最後の最後で…
日本への帰国便をシカゴ発でとってしまったので、バッファローからシカゴまで別フライトで行くことに。
しかし、予約便が遅延、遅延、また遅延で、最終的に欠航に…
早々に空港に到着したので、前のフライトにも乗れたのに変更は却下されていたので、悲しさの上塗りです。
で、仕方ないので、チェックインカウンターまで戻ることに。気づいたのが遅かったからか、並んでいる人々が少なかったのでラッキーと思ったのですが、案の定、長々と待つことに。
漸く振替便を用意してくれたのですが、 提示された振替便では翌日のフライトに間に合わない。
それを伝えると、マジか!というリアクションだったものの、予約チケットを見せると、嫌な顔をせずに電話して本社?と交渉してくれました。電話口は話の通じない人だったようで、相当イライラされていましたが、一所懸命に小生の乗継フライトに間に合うように翌日のアメリカン便に振替してくれました。この人に頼んで良かったです。受託手荷物のピックアップから、ホテルのアレンジ、空港飲食店の$10バウチャーまでしっかり対応頂き、謝罪までしてくれました。日本では当たり前でも、アメリカでここまでしっかり対応してもらえると嬉しいものです。
ユナイテッド航空の係員に初めて好感を持てました(笑)
結び
山間部を旅しようとすると、車がないと不便なので、レンタカーを使わざるを得ないのですが、やはり海外、特に右側通行の国は少し身構えてしまいます。
その点、今回はカルガリーという中規模都市ではありますが、空港から国立公園の間は都市部を挟まないので、ゆったりした道を運転できますし、車もクルーズコントロールが付いていて、あまりストレスを感じることなく運転できるというメリットがあったなぁと思います。
天気は最高とは言えませんでしたが、十分景色を楽しめる天気で、しっかりと心が洗浄されました。
カナディアンロッキーは綺麗な山と水を楽しめる良い場所ですが、広大な公園ですので、時間に余裕を持って訪れることをオススメします!