A to Zimbabwe~ヴィクトリアフォールからサファリまで

【総集編】A to Zimbabwe~ヴィクトリアフォールからサファリまで

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世界三大瀑布。ナイアガラ、イグアス、ヴィクトリア。

最後に残ったヴィクトリアの滝を見に行きたいなぁと思っていたら、マイルでチケットが取れたので、行ってしまいました。

海を越えたら上海

取れたチケットが、上海・アディスアベバ乗り継ぎで、上海で6時間以上も時間が空いてしまったので、少し街を散歩。せっかくなので、上海が誇るリニアモーターカーに乗車!100km/h以上のリニアモーターカーに乗るのは人生初!

発車すると2分程で300km/hに。あっという間に到着です。やはり300km/hは鉄輪でも体験できるので、あまりテンションが上がりませんでした。。。

上海は始めてでしたが、電車内も道路も渋谷より綺麗でした。驚いたのが、地下鉄の中で皆静かにしてるんですよね。これは予想外でした。日本では中国語で大騒ぎしている人に頻繁に出会うのに。

中国屈指な都市だけあり、摩天楼は目を見張るものがあります。

上海と言えば、このタワー。

あまり時間もなかったので、あっさりと空港に戻ります。

ジンバブエのタクシー事情

発展途上国でのタクシーの値段交渉も面倒なので、ホテルに空港まで迎えをアレンジしてもらいました。運転士は明るい人で、安全運転。

ジンバブエといえば、国一覧(アルファベット順)で一番最後に出てくることとか、ハイパーインフレくらいしか印象がないくにでした。

すると、運転士から、イギリス植民地だったから右ハンドルだとか、観光以外の産業がなく経済的に厳しい状況とか、自動車の90%以上が日本車だとか、有名人はムガベだとか、ジンバブエのイロハを教えて貰いました。

ジンバブエでは、日本の中古車が多く走っており、車検のシールが貼ってあったり、カーナビ・オーディオが日本語だったりと、なんとなく日本にいるようで不思議な感じがします。

特に、ETC車載器を搭載している車が多く、エンジンをかける際に、「カードが挿入されていません」とアナウンスが流れます。カードを挿入したところで有料道路が無いこの国では意味ないですよね。運転士は何を言っているのか知らなかったらしいので、意味を教えてあげたら、大笑いしていました。そんなに面白いかな?

人生初のヘリコプタークルーズ

ホテルまでトヨタの中古車で迎えに来てもらったのはいいのですが、突然の豪雨。何も見えない飛行になってしまうのでは…と不安が募ります。

天気の方は、非常に良い…

ように見えますが、自分がいる建屋の上は豪雨で、雨が屋根に打ち付けている音が聞こえ、後ろを振り返れば豪雨。丁度狭間にいたようです。

この狭間が移動するまでしばし待機です。

20-30分ぼーっと景色を眺めていると、天候が回復し、ヘリコプターが出発準備開始です!

実は人生初ヘリコプター。Co-Pilotシートに乗せてもらえました!横だけでなく、前と下を見れるので、お得度満点です!

フライトしてしばらく経つと、パイロットがスマホで写真を撮りはじめました。

虹ですね。日本では考えられないことですが、気流も安定しており、近くに他の飛行体は見当たらないので、問題はないかと。

まもなく、ビクトリアフォール上空に到着です!

干ばつが続いており、水量はかなり減っているとはいえ、大迫力!

滝が直線状に、ズドン、とあって、

そこからまた狭い川が断崖絶壁の渓谷をクネクネと続く様は、自分の滝のイメージとは一線を画しており、空から眺める価値あり。

滝の前が開けていないというのは、やはり、違和感。

この稲妻のような地表の裂け目は、どこまで続いているのだろうか。

チョベ国立公園でサファリ

ヴィクトリアフォールしか頭になかった小生に、南アフリカに住んでた知人が、「ジンバブエ行くなら、サファリ行った方がいいよ」と。なんでも、動物遭遇率ナンバーワンサファリなのだとか。

サファリに行くことに備えて、マニュアル車で免許取ったことだし、行くしかないなと。

チョベ国立公園は、隣国ボツワナにあります。隣国といっても、ヴィクトリアフォールが国境近くですので、サファリまで2時間くらいのドライブです。

1日ツアーは、ドライブとボートクルーズを半日ずつ。

午前中はボートクルーズです。

間もなく、サンショクウミワシがお出迎えです。

このボートクルーズでは、カバや象を頻繁に見ることができます。

カバは、このチョベ国立公園の中でも最も危険な生物です。毎年、人の命が奪われています。恐ろしことに、カバは草食ゆえ、生きていくために人を殺める訳ではないのです。

こちらは家族団欒。邪魔をしないように、距離を取って観察します。

こちらは象の群れです。いつくかの群れが水浴びと泥んこ遊びを楽しんでいます。

象は代わるがわる泥まみれになったあと、砂を身体中に振りかけて、日焼け止めに余念がありません。

こちらは小競り合い?じゃれてるだけでしょうか。

クロコダイルはこの小さいの一匹しか見つかりませんでした。

その他にも、鳥や

爬虫類なども姿をあらわします。

ボートクルーズが終わると、ロッジに戻り、昼食です。

午後は、トラックでドライブです。

ランドクルーザーの真価を発揮する場面です。たくさんの観光用トラックが走っていましたが、シェアはダントツでランドクルーザーで、次がランドローバーといった感じです。サラ・コナーもランクルで登場してましたからね。

ラダーフレームでないとすぐに壊れちゃいそうな路面を走りますので、それなりに揺れは覚悟しなければなりません。

子象が日陰でお昼寝中。

水辺には様々な動物が集まります。

はげわし?

キリンの家族でしょうか。

ライオンのオスがブッシュで昼休みしている姿にも遭遇!

丁度、お顔が隠れてしまいました。

猫科の動物であることを改めて感じ入る一幕です。

帰り道、象のご一家が、同じ道を散歩されておりました。一生懸命ついていく子どもが可愛らしい

こうして、サイや豹には出会えませんでしたが、大満足の一日が終わりました。

ザンベジ自然保護区でサファリドライブ

朝のツアー

この自然保護区は、ヴィクトリアフォールの街中から20~30分と非常にアクセス良好。クロサイを保護する目的でフェンスで囲まれています。後で思えば、動物が元々ここにいたことを除けば、サファリパークと同じですね。

今日の車は、日産フロンティア(たぶん)。

動物を探してドライブ開始です!

シマウマや

インパラ、

ライオンキングに出てた鳥(サイチョウ)くらいしか見つかりません。そこに…

キリンの登場です。しばらくお食事を観察します。

キリンもこちらが気になるようです。

BIG3を探すため、ライオンの足跡を辿ります。

すると、獲物を口にするライオンに遭遇!

狩りを終えたところなのでしょうか?

一匹で肉片を食べているところを見ると、家族を食事を終えていて、レンジでチンして食べてるところなのでしょうか。もう食事も最後なのか、移動を始めました。

首輪を付けられているので、ペットなのかもしれません。

夕方のツアー

後日、改めてザンベジ自然保護区を訪れました。

本当は、車から降りて、歩いて公園内の動物を見るWalking Safariに参加したかったのですが、完売しており、残念ながら諦めることに。

朝のGame Driveは既に体験しているので、夕方に行けば、違う動物が見れるのでは?と思い、そちらをホテルに頼んでアレンジしてもらいました。

相棒はランドローバーでした。

今回のドライブではバッファロー、インパラと、定番のメンバーを見つけた後は、アンテロープを自分で発見した後は、まるで動物に会える気配がありません。

今回はバズレかなと思っていたのですが、小生のみならず参加者全員がサイを見たい!と強く希望したこともあり、ガイドが頑張りを見せてくれます。

雨上がりで若干ぬかるんだ道を、スリップ気味にとばして進むと、他の車がエンジンを止めています。ガイドが無線で問い合わせると、サイが茂みにいると!

見えないなぁと思うのも束の間、親子連れのクロサイが道に出てきました!車内は興奮に包まれますが、皆、声は抑えて、シャッターをきります。

すると、サイがこちらに向かって進んでくるではありませんか!

テンションマックスですが、このまま突進されたらひとたまりもありません。ガイドはエンジンをかけると、サイとの距離を一定に保ちながら、バックします。

しばし進むと、サイは再び茂みの中に戻り、お食事タイムです。

これで大満足だったのですが、帰り道にまたクロサイを発見!食事と水飲みの姿を茂み越しに観察しました。

その後、動物たちの水呑場である池を眺めたあと、夕食に。

夕食後、動物の目に反射しやすいという赤いライトを照らしながら、動物を探します。木の上に何かいるのは分かっても、残念ながら何かは見えません。地面にいる動物は見つかりますが、インパラとバッファローにしか出会えませんでした。

ヴィクトリアフォール

ザンビア側

ジンバブエに宿泊していた小生は、まず国境を目指します。

ジンバブエ側の滝の入口のすぐ隣に、パスポートコントロールがあります。ご多分に漏れず、いい加減なもので、本当に出国側なのかも分かりづらいのですが、タクシードライバーは丁寧に降りてきて、案内してくれました。

スタンプを押して貰うと、後は自由に橋を渡れば、ザンビアです。

橋の前後も合わせると、結構な距離があり、日中は地獄です。

道端には、飲み物、木彫りの人形、ジンバブエドル紙幣を売り歩く人々がおり、 いずれも価格は1ドル 。こうした光景に遭遇すると、発展途上国に来てたんだなというのを思い出します。

この国境を渡るためだけのタクシーもありますが、徒歩で国境を越えたい小生は、汗だくになりながら橋を渡ります。歩けば国境を越える感覚を感じやすいです。

更には、国境の景色も楽しめます。

橋は歩道と一車線の道路に加えて、鉄道も敷いてあり、わりと立派。橋の真ん中には、バンジージャンプもあります。

漸く橋を渡りきれば、ザンビアの入管です。こちらももちろん適当な感じです。

滝の入口は若干分かりにくいものの、この建物でチケットを買ってから、これまた分かりにくい入口に向かいます。

入場料は20ドルで、クレジットカードも使えます。隣に両替屋もあり、ザンビアの通貨も手に入るようでしたが、使う当てもないので、両替はせず。後で調べると、水が50円くらいなので、ジンバブエより物価はかなり安いようでした。というよりも、ジンバブエは外国人向けの物価を国民とは分けているようで、キューバ同様、欧米の物価水準にしているようです。ザンビアはその程度がかなり緩いということなのだと思います。

ちなみに、ジンバブエ側では水は2ドルもしますので、覚悟しておいてくださいね。

ザンビア側の滝は、ジンバブエ側より幅が狭いことに加え、水量が少ないため、イマイチ迫力に欠けますので、ジンバブエより先にザンビアを訪れるべきですね。とはいえ、滝の落差はしっかり堪能できます。

そそくさと滝を後にして、再び国境を越えます。

ジンバブエ側の税関では、一応一人一人パスポートを確認しているのに驚きましたが、そもそも何も確認しないのがスタンダードだと思いはじめていることが、自身が油断していることを表しています。いらぬ面倒にならぬよう、自分を律しないといけませんね。

ジンバブエ側

といってもチケットではなくレシートみたいなもので、これを見せるとゲートをくぐれますが、その後、チケットを引き取る必要があります。この二段階のシステムが何を目的にしているものなのか分かりませんが、雇用は確保されているようです。

ザンビア側とはうってかわり、結構長い距離を歩きます。

例年に比べると、水量は少ないのかもしれないものの、水しぶきで何も見えないことがないぶん、むしろ見やすかったのかもしれません。

帰り道に

帰りのフライトが、ボツワナの首都ハボローネ経由。

ハボローネは、首都の空港とは思えぬほど簡素な作り。搭乗橋は一つあるだけで、規模感としては屋久島空港や八丈島空港より小さ目な地方空港といったところ。人口225万人で一人当たりGNIが8,000ドルの国ですから、そんな大規模な空港は必要なさそうですから、そんなもんですよね。

出発を待つ機内から外を眺めていると、荷物の積み下ろしをしていました。この空港では荷物運搬はトラクターが担っているようです。わざわざ専用の機材を調達するのも、余程効率を追求しないかぎり不要なのだということを思い出させてくれます。

結び

滝。

この小生を魅了して已まない自然界の壮大な造形芸術。

なぜこうまで小生を惹きつけるのか。そのヒントは、鴨長明が与えてくれている。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

方丈記

この地球が生きている、そのダイナミズムを阿呆でも分かるようにしてくれている。滝を見ることは、「生」を感じる喜びに、そういう安心感があるから、また、滝を見たいと思うのだろう。

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