レストラン 大分

寿司処ちはる

更新日:

訪問日:2020/10/17

大分駅周辺で、関サバ関あじを食べるぞ!と意気込んだものの、めぼしい店は、予約がないと空席がなく、入れませんでした。3~4軒断られ、心も折れかかりながら、ふとアーケードの外れのあたりでみつけたのがこちら、ちはる。

メニューも貼り出していないので、一応ググると、割りとお高めのお店。とはいえ、まぁ他に当てもないし、小生は松山千春好きでもあるし、と入ると人で一杯。ダメだろうなと思いつつ、聞いてみると、カウンターの端っこが空いてるとのことで席に通してくれました!

いいカウンターを設えた良い雰囲気の内装です。給仕は慌ただしくしていましたが、丁寧で、板前さんも感じが良い、リラックスして食事をたのしめる感じでした。

生け簀も備え、カウンターには美味しそうな魚が並べられているだけでなく、松茸や長さ20cmはあろうかという特大の山葵が彩りを添えているではありませんか。しかも、刺身を頼むと、山葵を木製のおろしがね(?)でおろしてくれ、味も匂いも格別です。

いい感じ。一応、お品書きを見せて頂くと、コース料理とおまかせにぎり以外は値段が書いてありません。最近見ることもないメニューのないお寿司屋さんです。

とりあえず、刺し盛を頼むと、鯛、関サバ、関あじ、タイラギの貝柱が2切れずつ供され、「とりあえずこんなところでいいですか?」と聞かれるので、「とりあえずは」と、自分でも何が取り敢えずなのか良く分からず答えてしまいました。

例によって、日本酒でゆっくり口を湿らせながら、一切一切、ゆっくりと噛み締めます。歯ごたえ、味ともに申し分ありません。刺身がなくなると、山葵をアテにゆっくりゆっくりと日本酒を堪能します。

そんな飲み方をしていると、板前さんが次のオーダーを促してきます。小生はとっさに、カサゴの唐揚げを頼んでしまいました。長崎に住んでた頃、美味しかったなぁという思いだけで、値が張ることを無意識に忘れようと思いながら。

すると、カサゴが生け簀から引き上げられ、彼の人生が終わりを告げました。

アラは硬すぎて食べられないので赤だしにしてくれるとのこと。これもまた何時間も味わっていたくなるような美味しさ。

肝心の唐揚げは、食べやすい大きさで、今まで食べた中では最高のカサゴの唐揚げで、これもまたゆっくりと日本酒と楽しみたいところですが、冷めてしまっては勿体ないので日本酒を小生にしては速い調子で呑み進めることになるのですが、その前に頼む前からチェイサーのお代わりを持ってきてくれており、「お主やりおる」と心の中で呟いたり。

最後にお寿司を頂きましたが、どれもよく下ごしらえがされた上で、小ぶりのシャリが程よく握られたなかなかの逸品。

11,700円と一人の夕食には予想外の出費になりましたが、満足感に浸りながら、宿に戻ることができました。

是非、予約して訪問されることをオススメします。

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