ワルシャワ中央駅前のJerozolimskie通りを東に進み、新世界通りに左に曲がらず直進すると右側にある二つの博物館を訪れました。
目次
国立博物館
古代から現代まで幅広い美術品・絵画を展示しています。
欧州の博物館らしくキリスト教系の展示が多いです。
突出した展示物は見当たらなかったものの、展示の仕方は派手さはないですが、興味深い見せ方をしています。
小ぶりな絵画をまとめて展示しているこちらは、なかなか良いなと思いました。小生の家の写真はこれを参考にして配置してます。
軍事博物館
国立博物館の隣には軍事博物館があります。戦士の像がカッコイイ!
この博物館の屋外展示ゾーンには、西側ではお目にかかることの少ないソ連製の兵器が並んでいます。
ミグ、スホーイ、ミルと冷戦時代の映画で良く見る敵の航空機を見られる珍しい機会。
コックピット横まで足場が組まれているので、中も見やすく、なかなかマニア向けにしっかり展示されているなぁと感心してしまいました。
さすがにミサイルを見ただけでは、東側の兵器だとは分かりませんが、冷戦時代は解像度の低い航空写真で、Wikipediaもないのに、ミサイルの種類を見分けていたのだと思うと、記が遠くなってきますね。
ニケ像
旧王宮の南側にある幹線道路Solidarnosci通り沿いにワルシャワのヒーロー、ニケの像が。
今にも道路に飛び出さんばかりの迫力です。
ワルシャワには至るところに銅像や石像があり、いずれも勇ましい姿。
剣は全てドイツの方角に向かって振り上げられているとかいないとか。
ワルシャワ蜂起博物館
文化科学宮殿から西北西に2km程のところにあるワルシャワ蜂起博物館。記念碑の横にあっても良い気がしますが、歩くと30分はかかりそうな距離にあります。
入口も大通りに面していないので分かりにくく、観光客向けではなく、地元民向けなのかもしれません。
ワルシャワ蜂起と、その結末としてナチスに街を破壊された記憶を、写真と文書で保存するといった感じの博物館。分量が多く、詰め込んだ感じがありますが、細かな資料をできる限りの展示するという思想なのだと思うので、分かりやすさは二の次で良いのだろうと思います。
こちらのテレフォンコーナーは、当時を知る人に電話インタビューするというコンセプトで、ワルシャワ蜂起についての説明を聞くという展示です。効率は悪いですが、生き証人(だった方々?)の証言を残す面白い方法で感心しました。
やはり、暗~い気分になってこの日の観光は終了です。