目次
こんな人にオススメ!
- 2階建ての飛行機に乗りたい!
- 大きな飛行機が良い!
- エンジンが2つじゃ不安!
どんな機体?
航空旅行を庶民に広げた立役者。
元々は米軍の戦略輸送機として開発された機体ゆえ、操縦席等を2階部分に配する巨大機となっています。
この巨大さゆえに、席を埋めることが難しいことがあり、それを格安で団体客に販売し始めたことから、安価に飛行機に乗れるようになることに繋がりました。
特徴は?
米軍の戦略輸送機計画案を元にしていた上、当時は旅客機は超音速機が主流になるだろうと考えられていたことから、後に貨物機として売れるように、貨物機のような形状で作られたという特徴があります。
ということで、機首部分のみ2階建てという唯一無二の旅客機であるのがB747の最大の特徴だと思います。
バリエーション
多くのバリエーションのあるB747。現在飛んでいるもののほとんどがB747-400かB747-8。
-8は、B787のエンジンや主翼の技術を導入したリニューアル機。爆音で離着陸するB747-400に比べてだいぶ静かになっています。
B747-8は、B777とB787の登場により、無用の長物になってしまい、旅客機はわずかしか売れず、貨物機の方が多く売れるという、元々輸送機だったことを思い出す様相を呈しています。
新型コロナウィルスの蔓延により、多くの航空会社がB747-400を退役させることにしており、今後はわずかなB747-8だけになってしまいそうです。
ライバルとなる機体は?
ライバルは、より巨大なA380と、少し小さいB777になります。
直接のライバル不在な状況で、大型貨物機としてのニーズもゼロではないでしょうが、生産ラインを維持するレベルにはなさそうなので、ライバル不在ながら引退を余儀なくされそうです。
B747ファンの小生には残念でなりません。
B747を運航しているエアラインは?
最大のB747艦隊を擁していた大英帝国のブリティッシュエアウェイズが、コロナウィルス蔓延の影響を受けて、B747を退役させることを決めました。
これだけではなく、元々、世界的に退役が進んでいましたが、2020年にその流れが一気に加速してしまい、新型コロナウィルスが落ち着いた後であっても、B747に乗るのは難しくなりそうです。
B747-8を持つルフトハンザドイツ航空、大韓航空、中国国際航空くらいしか運航しないのではないかと思います。
あとはアメリカ大統領、その上級スタッフまたはホワイトハウス番の記者になってエアフォースワンに乗るしかないかなと思います。